CASE STUDY
| 導入事例
代表取締役 永田能久 様 /経理担当 永田久美子 様
事業所在地 | 熊本県合志市 |
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業種 | 製作家具工事、木製建具工事など |
従業員数 | 60名 |
URL | http://nasc-wood.co.jp/ |
永田社長:木製の建具、木製の家具などを工場で一つ一つオーダーで製作をさせていただいて、それを新築の建物の完成に合わせて現場で取り付けるというのが主な事業です。
学校や病院、幼稚園、高齢者施設のような、比較的大きい建物の新築工事に私たちも仕事させていただくことが多いですね。
1947年に創業しまして、祖父、父、そして私で三代目です。熊本県内全域をメインに事業をおこなっています。
永田社長:2019年に事業承継をして、まずは社内でアナログな部分を変えていくことを始めました。
それまでは紙の管理が多く、情報共有がされていないことで、お客さんに迷惑をかけたり、労働時間が延びたりということがありましたので、案件管理の改善のためにシステム(Salesforce)を導入して、社内での情報共有を進めてきました。
それを元に今度はバックオフィスの方に展開しようということで、今着々と進めているところです。
とはいえ、なかなか自分が思い描いたペースで業務改善が進まないということもありますので、少しずつ地固めをしながら進めていかなくてはいけないなと感じています。
経理担当 永田久美子さん:社長がいろんなことを共有してくださるので、目指されている方向をサポートしていきたいなと思っています。
以前は、なかなかデジタル移行については世の中から遅れていたと思いますが、今はいろんなシステムを利用して、「どうやって正確かつ楽に社員と情報を共有して活用していけるか」というところを目指して試しています。
確かにちょっと駆け足だなと思うところもありますが(笑)。
やはり、情報ってすごく大事だなと思いますので、みんなに情報を共有して会社を一緒に作っていくという意識を高めていけたらなと、そのお手伝いをしていきたいと思っています。
永田社長:何点かあるんですが、まずは「月次の試算表を出せるようにしたい」と思ったのが一つです。
これまでは、3か月に1回くらいで、税理士さんに依頼をして試算表ができてきたので、自分たちの成績が四半期に一度しか確認できない状況でした。
このリアルタイムで見られないことにもどかしさを感じていたんですが、経理の方にお願いしようにも負担のかかることでしたし、税理士さんに依頼することも難しさを感じていたので、freee会計をいれてその部分を解決したいと、今回の相談をすることになりました。
あとは、「人的ミスをなくしたい」という点もありました。
経理の数字は合っていて当たり前なんですが、人の手がかかればミスは発生するので、なるべく機械ができるところは機械で行った方がいいと考えて、バックオフィスの省力化・デジタル化を進めて人的ミスが介入しない仕組みを作る必要があるなと感じていました。
もうひとつは、「社内での情報共有を行っていきたい」という点でした。
『会社を一緒に作っていく』というところを目標としておりますので、そのために経営参画してもらうためには、いかに情報を共有するのかということが重要になると思っているんですね。
月次決算で経費や現在の成績を、社員のみんなに見てもらって、今後売り上げを上げるにはどうするかということを考えて、自分たちの工夫や頑張りが数字に表れてきたら、さらに参画意識が高まっていくのではと考えています。
この情報共有という面でも、デジタル化は避けて通れないというところが背景としてありましたね。
永田久美子さん:そうですね、もともとは分業で主な入力は以前の経理担当者が行っていて、私は資料の作成を行っていました。
その経理担当者から業務を引き継いで、3名体制だったところを今後は2名体制で業務を進めなければいけない状況でしたので、3人分の仕事量をどう捌いていくのかというところは、課題としてあったかと思います。
永田社長:相良社長と宮田さんにお会いした時に、しっかり経理業務について聞いてくださって、細かく仕事をしていただけそうな印象を受けました。
「サービスを売りたい」ではなく、自分たちの課題を抽出してくれるような感じでしたので、この「課題解決に焦点を絞ったミーティングができた」というのがとても大きかったと思います。
あとは、Salesforce導入の際にお世話になった大瀧さん(株式会社フライク)からのご紹介があったからですね。その信頼感もありました。
永田久美子さん:そうですね。まず「毎月の入力の手間がなくなった」というのがやはり一番大きいですね。
私は経理業務を引き継いだばかりで、ほとんど経理初心者みたいな状態で、しかも新しい会計システムを扱うことになっていましたので、不安が大きかったんです。そのあたりも、エスアンドシーさんにお願いすることで、細かいヒアリングや、的確なアドバイス・ご提案をいただけて、作業をやっていく中で、エスアンドシーさんが付いてくださってるという安心感がありました。
わからないことがあってもすぐに教えてくださるし、関わる方皆さんのレスポンスが早くて、(資料を送ってから)出来上がりましたという結果が届くのがすごく早いなと感じています。
リアルタイムで把握したい数値というのは、日々の細かいお金の動きなのでそれはしっかり時間を使いたいと思っています。それ以外の月次決算にかかわる入力や売上の入力はSalesforceとfreeeが連携していることで、以前より処理が早くなっていることに加えて、エスアンドシーさんに入力をお願いしていると、まったく業務にタッチせずに完了しているという状態になっているので、本当に助かっています。
今までは、業務が煩雑で月次の入力は忙しい時には3か月に1回まとめて入力するような状態だったのですが、現在はその月の成績は翌月にはわかる状態になっているので、スピード感は格段に上がったなと思います。
入力の業務でいうと、以前の半分以下の時間になっていますね。
そのおかげで、後回しになりがちだった総務や労務の仕事も進められてありがたい限りです。
永田社長:以前は、手書きで帳簿にメモが書きこまれているということも結構あったんですよね。もちろん、正しく処理はされていたと思うんですが、「もしかしたら間違っているかもしれないな」という前提で資料を見なくてはいけない状況だったんです。
それが、(クラウド会計ソフトで)自動的に数字が反映されているので間違いないということで、資料を見る際の安心感が違うなというところがよかったと思います。信頼度が上がった資料は見る方としても見やすいです。
永田久美子さん:今のやり方を変えることに対しての不安はどなたでもあると思います。私もそうでした(笑)
「今までのやり方でやっていた方が楽」と思ってたんですけれども、一回取り入れてみて、そこから軌道修正しながら自分たちがやりやすい形を作っていくことに踏み出す勇気はすごく大事かなと思いました。
いろんな皆さんの力を借りることで、自分も楽になりますし、違う方の視点が入ることで(業務の)精度が上がるので、そこが一番良かったと思います。ですので、ぜひ踏み出してはどうかなと思います。
永田社長:わが社の場合、経理と総務が1人ずつ、合計2人います。
仕事は、おそらく2.5から3人分くらいあると思うんですけど、そこで「もう1人採用する」ではなくて、経理システムをいれることで2人で3人分くらいの仕事ができるようにしたいということも目標の一つとして今回導入を行いました。
やっぱりシステムとかっていうと、お金がかかるでしょうと思われると思うんですけども、人ひとりを雇うとして、1~2年の人件費を考えると全然ペイできると思うので、経営的な視点からも早めに入れた方がいいと私は思います。
そのためには、どういう企業とアライアンスを組んで一緒に二人三脚でやっていくのかがすごく大事で、今回はエスアンドシーさんと組ませていただいてできたというところが、うまくいっているひとつの要因かなと思いますので、まずは「やってみよう」ということと、いろんな会社さんの話を聞いてそういう会社さんと巡り合えるといいのかなと思います。
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