この記事では、freee請求書の初期設定から請求書作成・送付の方法について解説します。
freee請求書の利用を検討している方や請求書を作ってみたけれどこの方法がベストなのか確認したい方に参考になる情報をお届けします。
是非ご確認ください。
まずは、freee請求書を利用するために最低限必要な初期設定についてご説明します。
[その他設定]→[事業所の基本情報]→[基本情報設定]タブ を開き、入力します。
請求書には、
が反映されます。
適格請求書発行事業者の場合は、この画面で法人番号を入力し、「適格請求書発行事業者の登録番号の設定」をクリックして設定を行うことで、請求書にT番号が表示されるようになります。
freee請求書を開いて、書類のレイアウトや社印等の設定を行います。
freee会計から移動する場合には、[請求・入金]→[見積書]・[納品書]・[請求書]・[領収書]のいずれかをクリックすると、freee請求書が開きます。
[テンプレート設定]→[帳票テンプレート]をクリックします。
開いた画面左側で、テンプレートを作成する書類を選択し、[新規作成]をクリックします。
請求書で使用するレイアウトを選択します。
「窓付き封筒で郵送するか」や「内訳ごとに明細Noを記載するか」で適したレイアウトが異なりますので、自社の運用にあったレイアウトを選択しましょう。
選択したら、[次へ]をクリックします。
「基本設定」「表示項目設定」「社印・ロゴ設定」をそれぞれ行います。
「基本設定」では、振込先口座情報などを入力します。会社の住所や適格請求書発行事業者の登録番号については、1-1 基本情報設定 で設定した内容がそのまま反映されます。
「表示項目設定」では請求書上の各項目に対して、表示のオン・オフ切替や表示名称のカスタマイズができます。
「社印・ロゴ設定」では、社印やロゴのデータをアップロードし、大きさや濃さ、請求書上での表示位置を調整することができます。
操作方法の詳細は下記ヘルプページをご確認ください。
▼freeeヘルプセンター:freee請求書で帳票テンプレートを設定する
freee請求書で帳票を作成する際には、帳票ごとに番号を付けます。
この番号の付け方を設定するのが、「採番ルール設定」です。
freee請求書のメニュー欄から、[その他設定]→[採番]をクリックします。
採番方法は自動で採番するか、手動で採番するかを選択することができます。
自動採番をする場合には、「自動採番する」にチェックを入れて[保存]し、[採番ルール]をクリックします。
「採番ルール」画面でルールを設定したい書類行の[編集]をクリックします。
開いた画面で、採番ルールを設定します。
番号の頭に固定文字列を入れる、請求日を入れる、などのルールを設定することができます。
詳細な設定方法は、こちらをご確認ください。
初期設定が完了したら、請求書を作成しましょう。
請求書の作成には、
があります。
freee請求書画面左側のメニューより、[請求書]をクリックし、[新規作成]を開きます。
「請求書の新規作成」画面が開くので、必要項目を入力します。
そのほか詳細は下記ヘルプページをご確認ください。
定期的に発生する請求書発行については、「作成予約(定期請求書)」機能を利用することで自動で請求書を作成することもできます。是非ご活用ください。
▼freeeヘルプセンター:作成予約で定期的に請求書を発行する
freee請求書画面左側のメニューより、変換元の書類名(見積書もしくは納品書)をクリックして一覧画面を開き、該当の書類をクリックします。
[その他]→[請求書へ変換]をクリックします。
「請求書の新規作成」画面が開き、取引先や金額など変換元書類に入力された内容がそのまま転記されています。必要に応じて内容の変更を行い、[保存]をクリックします。
変換元書類を選択する際に、合算する見積書、納品書にチェックを入れて[合算請求書を作成]をクリックすることで、合算請求書が作成されます。
詳しくはこちらをご確認ください。
▼freeeヘルプセンター:複数の見積書・納品書から合算請求書を作成する
過去に作成した請求書を複製して新たな請求書を作成することができます。
複製元の請求書を開いたら、[その他]→[複製]をクリックすると、元の内容を引き継いだ上で「請求書の新規作成」画面が開きます。
必要に応じて内容の変更を行い、[保存]をクリックします。
freee指定のフォーマットに合わせて用意することで、請求書の内容をCSVで一括インポートすることもできます。
インポートにより作成した請求書をfreeeからメール送付する際は、別途料金が発生しますのでご注意ください。
▼freeeヘルプセンター:帳票をCSVで一括インポートする
freee会計(法人)アドバンスプラン以上もしくはfreee請求書アドバンス、freee経理をご利用の方は、請求書発行申請のワークフロー機能を利用することもできます。
ワークフロー機能を利用することで、社内承認が終わっていない請求書は送付や印刷ができなくなります。
▼freeeヘルプセンター:発行申請のワークフロー機能について
請求書が作成出来たら、取引先へ送りましょう。
freeeから直接請求書を送る場合は、メール送付か郵送代行サービスを利用できます。
もちろん、作成した請求書を印刷・ダウンロードして別途送付することも可能です。
freee請求書画面左側のメニューより、[請求書]をクリックし、送付する書類の行をクリックして請求書を開きます。
[送付] →[メール送付]をクリックします。
必要項目を入力します。
▼freeeヘルプセンター:freee会計で取引先を登録する
メール送付時の入力内容(cc、件名、本文など)はメールテンプレートとして設定しておくことで、毎回同じ内容を入力する必要が無くなります。
自動入力項目を設定することで、同じテンプレートを利用しても、メール本文中に表示される相手先名を請求書の内容に応じて自動で変更することができます。
該当の請求書を開き、[送付] →[郵送代行]をクリックします。
郵送代行サービスをご利用の際は送付件数に応じて別途ご利用料金が発生します。料金や郵送スケジュールについては、下記のヘルプページをご確認ください。
あらかじめ取引先マスタで請求書送付方法(メール・郵送)や送付先を設定しておくことで、個別の請求書画面を開かなくても、一覧から請求書の一括送付ができます。
一括送付機能は、freee会計(法人)スタータープラン以上、freee会計(個人)スタンダードプラン以上、freee請求書スタンダードプラン以上で利用可能です。
詳細は下記のヘルプページをご確認ください。
該当の請求書を開き、[送付] →[PDFダウンロード]をクリックすると、PDFデータがダウンロードされます。
[その他] →[印刷]をクリックすると、印刷画面が開きます。
請求書の送付が完了したら、該当の請求書画面でステータスを「送付済み」に変更します。
メール送付をした場合には自動でステータスが「送付済み」に変わりますが、PDFダウンロード等をした場合には手動でステータスを変更することが必要です。
ステータスの変更は任意ですが、変更しておくことで送付状況の社内共有に役立ちます。
freee会計を利用している場合には、請求金額が確定したら、freee会計への取引連携を行いましょう。
取引連携を行うことで、請求書の内容をもとにfreee会計に売上計上を行うことができます。
詳細は下記のヘルプページをご確認ください。
以上、初期設定から請求書作成・送付までの一連の流れをご紹介しました。
それぞれの工程で便利な機能がたくさんありますので、是非活用してみてください。
freee請求書を上手に使って、転記の手間やミスのない請求業務を行いましょう。