株式会社エスアンドシー

freee会計を導入する法人にお勧めの料金プランはこれだ!

freee会計のプランは、大きく2つの種類に分かれています。

個人事業主向けに用意されたものと、法人向けに用意されたものです。

 

2つに分かれている理由は、個人事業主と法人では、会計ルールや税務的な取り扱いが違うからです。

今回はfreee会計を数多く導入してきた我々の視点から、法人を運営されている方が、どのプランを選べば失敗しないか詳しく解説したいと思います。

 

法人向けには、

  • ひとり法人
  • スターター
  • スタンダード
  • アドバンス
  • エンタープライズ

と、5つのプランが用意されていますが、我々がおすすめするのは、

【スタータープランもしくはスタンダードプランを選び、無料お試しプランで1ヶ月間試してみる】です。

これは、業種を問いません。

 

なぜ、上記プランを選び、必ず無料お試しプランをおすすめするのか説明していきます。

 

1. freee会計のプランの種類

法人向けのfreee会計には5つの有料プランと2つの無料プランが用意されています。

有料プランの中で「エンタープライズ」は比較的大きい企業向けに用意されているので、今回は対象から外して説明します。

 

「ひとり法人」「スターター」「スタンダード」「アドバンス」で、それぞれでできること、できないことをまとめていますのでご確認ください。

 

<有料プラン料金一覧>

プラン 月額(税抜)※月払い時 月額(税抜)※年払い時
ひとり法人 3,980円 2,980円
スターター 7,280円+従量課金 5,480円+従量課金
スタンダード 11,980円+従量課金 8,980円+従量課金
アドバンス 51,980円+従量課金 39,780円+従量課金
エンタープライズ 見積もり 見積もり

※支払方法は月払いと年払いがあり、年払いの方がお得です。

ただ、年払いプランを選んだ場合、途中解約すると返金がないことに注意しましょう。

 

1つでも該当すると「スタータープラン」を推奨

まずは、freee会計で何をしたいかについて、下のリストに当てはまるものがあるかチェックしてみましょう。

  • 取引先が複数あり売掛金・未収金の入金管理をしたい方。
  • 支払先が複数あり買掛金・未払金の支払管理をしたい方。
  • インターネットバンキングに取り込むことができる総合振込ファイルを作成したい方。
  • オンラインで簡単に経費精算をしたい方。
  • 4人以上で会計入力や財務分析をしたい方。
  • 部門ごとの収支管理をしたい方。(部門1階層まで)

 

上記の内、一つでも該当するものがあればスタータープランをおすすめしています!

 

部門管理やアカウントごとの操作制限を行いたい場合には「スタンダードプラン」

上記スタータープランの項目に該当する方のうち、下のリストにも当てはまるものがある方はスタンダードプランがおすすめです。

  • 部門ごとの収支管理をしたい方。(部門2階層)
  • 共通経費を各部門に自動配賦したい方。
  • 担当者ごとにfreeeで操作できる機能や見ることができる銀行口座を制限したい方。
  • 月次確定後に月締めをして、入力制限をしたい方。
  • 会計入力した数字をもとに、独自の集計表(カスタムレポート)を作成して分析をしたい方。

 

スタンダードプランは、スタータープランの機能は押さえつつ、より部門管理や内部統制を充実させた、小〜中規模法人向けのプランとなっています。

上記2プランを基準に、それ以外のプランの特徴を押さえていきましょう。

 

スタータープラン・スタンダードプランから見た各プランの特徴

スタータープラン・スタンダードプランを基準に、ひとり法人プランではできないこと、アドバンスプランでできることをまとめています。

 

ひとり法人プランでできないこと

  • 追加料金なしで利用できるメンバー数が1人。(スタータープラン・スタンダードプランは3人)
  • 利用できるメンバー数は最大で3人まで(スタータープラン・スタンダードプランは人数上限なし)
  • 電話サポートが受けられない。
  • 入金管理レポート/支払管理レポートが利用できないため、債権債務管理がしづらい。
  • 総合振込ファイル出力ができない。
  • 経費精算が利用できない。
  • 部門数は2つまで。(スタータープラン・スタンダードプランは部門数無制限

 

アドバンスプランでできること(スタンダードプランに追加される機能)

  • 追加料金なしで利用できるメンバー数が5人。(スタータープラン・スタンダードプランは3人)
  • 仕訳承認・月締め(仮締め)ができる。
  • 予算・実績の対比管理をすることができる。
  • 部門を5階層まで設定可能。(スタンダードプランは2階層)
  • 経費の承認フローなど多段階申請経路の設定ができる。
  • 担当者が支払請求書を受け取り、経理担当に支払を依頼するまでの申請承認フローをfreee上で行うことができる。
  • 購買申請を行うことができる。
  • その他社内稟議をfreee上で独自のフォームを作成して行うことができる。
  • 作成した売上請求書について、発行申請・承認フローをfreee上で行うことができる。
  • セグメントという新しい軸のタグを使用できる。

 

ひとり法人プランに向いている法人は?

  • 自分を含め3人までしかfreeeの操作をしない。
  • 収入件数が少なく、入金管理が必要ない。
  • 支払件数が少なく、支払管理が必要ない。一括振込ファイルの作成が不要。
  • 社員が少なく経費精算を必要としない。

 

アドバンスプランにむいてる法人は?

  • 経営計画書などを作成しており、予算と実績をfreee上で比較管理したい。
  • 多階層で部門管理を行い、部門ごとに損益を把握したい。
  • 仕訳の承認など、内部統制を強化したい。
  • 取引先や部門以外の独自の集計軸で損益を把握したい。
  • 売上請求書の発行承認、支払請求書の支払依頼、経費申請などの業務において承認フローを構築したい。
  • 発注前の購買申請を行いたい。

 

2. なぜ、必ず無料お試しプランをすすめているのか

どのプランでも無料お試し期間が1ヶ月ありますので、必ず試して頂きたいと思っています。

詳しい理由については、freee会計のプラン徹底比較【個人事業主編】で記載している「無料お試しプランをおすすめする理由」をぜひご参照ください。

お役立ち情報:個人事業主がfreee会計を初めて使う場合、失敗しない料金プランはこれ!

 

3. まとめ

法人を設立し今後の成長を考えていくなら、スタータプランもしくはスタンダードプランが費用対効果が高いと思います。

  • 入金管理レポートや支払管理レポートを活用することで、簡単に債権債務管理ができる
  • 経費精算が利用でき、申請承認から会計入力までfreee上で完結できる

など、freeeを活用することで、独自で何らかの管理表や仕組みを用意する手間が省けます。

 

複数のシステムやExcelを使った管理の手間を考えると、スタータープラン・スタンダードプランを選んだ場合、作業時間の大幅な短縮やミスの防止を図ることができ、業務効率化という点において効果は高いといえるでしょう。

 

より複雑な部門管理や社内ワークフローの構築、内部統制の強化をしたい場合は、アップグレードしアドバンスプランを検討してもいいかもしれません。

アドバンスプランではスタンダードプランの全ての機能を利用できます。

 

 

ここまでで、我々がfreee会計をはじめようとする法人の方に、
【スタータープランもしくはスタンダードプランを選び、無料お試しプランで1ヵ月間試してみる】
をおすすめする理由がご理解いただけたでしょうか。

 

エスアンドシーでは、クラウド導入のご相談を承っております。

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