このブログでは、交通機関を利用し領収書が無い場合の経費申請の仕方を便利機能やポイントを詳しく紹介しながら説明していきます。
すでにfreee会計で経費精算を利用されている方や導入を検討されている方は、現在使用されている方法や業務フローと比較しながらご覧いただくと、より分かりやすいと思います。
まだfreeeを知ったばかりで概要や初期設定について知りたい方は過去のブログをご確認ください。
▼経費精算をfreee会計でするメリットや機能について知ろう
▼freee会計経費精算の使い方~始める前に抑えるべき6つの設定~
※この記事はfree導入支援ガイドより2025年4月に移管しています。今後内容を更新していく予定です。
経費精算の画面にて、出発駅と到着駅から経路検索を行い、電車の運賃を自動計算する機能です。
ブラウザとスマホアプリ(iOS/Android)で使えます。
初期機能としてfreee会計についている機能の為、連携設定しなくても使えます。
ポイント
定期券を持っている社員の旅費の経費申請の場合
freee会計のみを利用の場合は、定期券を持っている社員の申請から、定期区間と被った運賃を除外することができないので、freee人事労務にて各従業員の定期区分間の設定をすることをオススメします。
なぜなら、freee会計とfreee人事労務を利用していて、freee人事労務にて各従業員の定期区間の設定をしている場合、当該定期区間を控除した金額による経費申請を行うことができるからです。
詳しくはfreeeヘルプセンターをご覧ください。
▼freeeヘルプセンター:交通費の経費精算で定期区間控除を行う
操作方法
初期設定なしで使えますので、
経費申請を新規作成 > 経路から交通費計算にチェック > 経路情報を入力 > 検索 > 経路選択
で、申請内容に金額と経路が入力されます。
←PCブラウザ版 iOSアプリ版→
スマホアプリには、交通系ICカードをスマホにタッチすると電車・バスの利用履歴を読み込み、経費申請ができる機能があります。
ICカードの読み込み対応端末は
です。
ICカードもすべてが読み込みができるわけではありません。
不明な場合は下記freeeヘルプページより読み込み可能なICカードかを確認してください。
▼freeeヘルプセンター:【iOS】交通系ICカードで交通費の精算を行う
▼freeeヘルプセンター:【Android】交通系ICカードで交通費の精算を行う
ポイント
オススメ機能の紹介
電車やバスの利用頻度が高い方は申請の「下書き保存」機能をオススメします。
ICカード自体が最大19件までしか利用履歴を保存できないようになっています。
申請していない利用履歴が19件以上になる前にアプリで読み込みをして、すぐに経費精算をしない場合は、申請の下書きを保存しておきましょう。
そして下書き保存後の交通機関利用回数が、また19件以上になる前に再度読み込みを行い、申請の下書きを保存するという手順を繰り返して、経費精算の締め切りまでに保存していた下書きを申請する方法をおすすめします。
iOS端末の標準アプリ「カレンダー」の予定に場所情報を登録し、自宅の最寄り駅、会社の最寄り駅を設定すると、直近1か月間のカレンダー予定から「出発」「到着」「ルート」「金額」が自動的に推測され、カードが表示されます。
推測されたカードのタイトルには、カレンダーのタイトルと推測結果によって「行き:」「帰り:」「直行:」「直帰:」などが自動的に付与されます。
推測結果が意図したものではない場合、右上の[編集]から経路を変更することができます。
事前に必要な設定
▼freeeヘルプページ:【iOS】予定から交通費の経費申請を行う
freee人事労務にて各従業員の定期区間の設定をしている場合は、当該定期区間を控除した金額による経費申請を行うことができます。
Android端末の標準アプリ「Googleカレンダー」の予定に場所情報を登録し、自宅の最寄り駅・会社の最寄り駅を設定すると、直近1か月間のカレンダー予定から推測された交通費を経費申請に反映することができます。
freee人事労務にて各従業員の定期区間の設定をしている場合は、当該定期区間を控除した金額による経費申請を行うことができます。
freee会計の経費精算以外で交通費関係の連携方法として、会社で発行した交通系ICカードを従業員に渡している場合は、freee会計の口座連携で明細情報を取り込む方法をおすすめします。
連携すると取引の登録権限があるアカウントのホーム画面に口座が出てきますので、申請承認などは挟まず、経理担当者がすぐに取引登録の作業に取り掛かれます。
メリット
デメリット
現在連携可能なものは以下の通りです
領収書なしの旅費の経費精算は、申請者は漏れがないよう手入力で申請書を多い時で1か月分提出し、承認者は申請内容に不正がないか運賃や定期区間のチェック等が必要でしたが、今回紹介した機能を上手く使えば、手入力によるミス防止、運賃チェックの負担軽減につながります。
freee会計で経費精算をするのなら活用していきましょう。