CASE STUDY 

| 導入事例

クラウド導入・経理代行

株式会社ナカダイホールディングス

経理担当 福崎 様

事業所在地 東京都品川区
業種 廃棄物処理業 (廃棄物の処分・リサイクル、資源循環のコンサルティング、一般貨物・廃棄物の運送)
従業員数 82名(グループ全体、パート含む)
URL https://www.nakadaiholdings.co.jp/

経理の実務は2.5人分から1人に。freee導入と経理代行で「本業に人を」を実現した資源循環企業グループ

廃棄物を「ゴミ」ではなく「次の素材」として世の中に戻す。そんな資源循環をグループ一貫で手がけるのが、株式会社ナカダイホールディングス様です。2018年のホールディングス化をきっかけにバックオフィスの見直しを進め、S&Cのfreee導入支援と経理代行を同時に導入。いまでは日々の経理実務を1人で回せる体制になりました。経理担当の福崎様に、導入の背景と変化を伺いました。

グループ一貫で「ゴミにしない」を追求する

はじめに、グループの事業について教えてください。

 

グループはナカダイホールディングスを含め、4社で構成されています。中心となる株式会社ナカダイは、廃棄物の処分を行う会社です。固形物であれば幅広く扱える許可を持ち、60t/日程搬入する廃棄物に関して徹底的に選別・分別し、1つずつ手で解体したり、機械で破砕したりして、次の資源として世の中に戻しています。リサイクル率は99%以上を保っています。

 

株式会社モノファクトリーは、その一歩手前を担うコンサルティング会社です。「いかにゴミにしないか、廃棄せずに循環させるか」を考え、循環の仕組みを提案しています。たとえばメーカーさんから「一般の消費者に販売した商品を回収して、自社製品の素材に戻したい」というご相談が増えていますが、回収のスキームは法律の制約もあってわかりにくい。そこを一緒に設計しています。

 

そして株式会社エクセルは運送会社で、一般貨物と廃棄物の運搬を行っています。廃棄物は一度ぐちゃぐちゃに混ざってしまうと、後からどれだけ頑張っても分けるのが難しいんです。お客様が出す段階から分けた状態で積み、工場にはゴミではなく「素材」として入ってくる。その間をつなぐのが私たちの運送です。

 

「廃棄物が増えるほど儲かる」というのがこれまでの業界の構造でした。その中で、廃棄物を減らしながらも「循環」させることで事業として成り立たせる。グループ全体で、そこに取り組んでいます。

事業は広がるのに、人は増やせない

経理体制の見直しを考えたきっかけは何だったのでしょうか。

 

2018年にホールディングス化して、それまでの2社体制から3社体制になりました。ホールディングスで経理を一括して担おうとしたのですが、ちょうど代表が代わるタイミングでもあり、効率化のためにもクラウドの会計ソフトを入れたほうがいいだろうと、代表を中心に検討を始めました。

 

当時は総務・経理・人事を含む2社のバックオフィスを3人で担当していました。会計ソフトは会計事務所さんと共有するタイプのもので、アウトソーシングは一切しておらず、入力から何から全部自社で行っていました。仕事の幅が広がり、内容が複雑になるほど業務はただ増えていきます。

 

かといって、中小企業で経理の人員を4人、5人と増やす余裕はありません。むしろ3人を2人、1人に減らしていきたい。業務は増えるが人は減らしたいという中で、「業務の効率化をしていかないとダメだよね」という話になりました。

「入力作業まで任せられる」ことが決め手に

S&Cに依頼した決め手を教えてください。

 

freeeさんからご紹介いただいて、S&Cさんのお話を聞きました。それまでアウトソーシングを全くしていなかったので、「どこまでやってもらえるのか」が一番のポイントだったと思います。人を減らしていくために必要な入力作業など多くの業務を任せられることから、バックオフィスの効率化と事業への人材再配置が可能だと判断し、他社と比較することなく、その場で決めました。

 

経理代行は、freee導入と同じタイミングで依頼されたのですね。

 

はい、切り替えと同時にお願いしました。当社には経理の専門職がいるわけではありません。グループが発展していく中で、経理の専門部署を立ち上げて教育していくのは現実的ではない。それなら、手間のかかる業務は渡せるものからどんどん渡して、本業に力を入れるメンバーを増やしていこうと考えました。

 

もともとグループ内の異動が多い会社で、現場でリサイクルに携わった人が経理に行き、その後コンサルティングに移る、ということも珍しくありません。経理ができる人だけを経理に専任させるのは、会社の考え方にもあまり合わないんです。それでも必ずやらなければいけない業務なので、アウトソーシングするのは当社の考え方にも合っていました。

経理の実務は2.5人分から1人へ

導入後、どのような変化がありましたか。

 

2022年11月から初期構築を進めていただき、2023年春から経理代行がスタートしました。いま日常の経理実務を担当しているのは1人です。以前は2.5人ほどで回していた業務なので、まるまる1.5人分の工数がなくなりました。

 

以前は仕訳を1件ずつ手で入力していましたが、いまはスキャンして取り込むだけ。freeeの使い方を教わったり、バクラクのようなサービスもご提案いただいて使ったりと、効率化につながる提案をたくさんいただいています。振込も、以前は振込ファイルを自分たちで作っていましたが、今は用意していただいたものを進めるだけです。

 

社内の判断や最終決定は私ともう1人で行い、日々の実務は、証憑の写真を撮ってアップしたり、Googleドライブに入れたりする作業が中心です。

「freeeのアップデートは、もう見ていません」

特に助かっている点はどこでしょうか。

 

時間の面で一番大きいのは、freeeの新機能への対応です。新しい機能が出たときに、それを詳しく確認して、自社で使えるかどうかを判断するには、それなりの労力が必要です。経理や事務の担当者には得意・不得意がありますし、その判断を毎回社内でするのは大変です。

 

S&Cさんからは「新しくこういう機能が出たので、使うともっと楽になりますよ」と日々ご提案をいただけます。機能を完璧に理解した人が社内にいなくても、どんどん楽な方向へ整えていける。これは本当にありがたいですね。

 

私はシステム担当も兼ねていて、新しいシステムの導入や、既存システムのアップデートを確認して社員に紹介する立場でもあります。他のシステムでは追いつかないこともありますが、freeeに関してはプロがついてくれているので、正直なところアップデートは全く見ていません。「使えるものならS&Cさんが言ってくれるから大丈夫」と思っています。

経理は、プロに任せたほうが効率がいい

経理のアウトソーシングを検討している企業に、メッセージをお願いします。

 

経理業務はどの会社にも必ず必要なものですが、お金を稼ぐ部分ではありません。本業を回すことで発生する業務を処理する、どうしてもバックオフィスの部分になります。だからこそ、自社で頑張ってまかなうより、プロに任せて、その分の人材を本業に充てたほうが効率的ですし、本業も回せるようになります。プロに任せたほうが効率がいいですよ、とお勧めしたいですね。

特殊な業界の要望にも、柔軟に

最後に、S&Cへの期待をお聞かせください。

 

廃棄物業界は非常に特殊な業界で、「うちはこうしたい」という要望をかなりお伝えしていると思います。それに柔軟に対応していただけますし、逆に「こちらのほうがいいですよ」とご提案いただくこともあります。日々の業務は全く問題なく回っていて、本当に助かっています。引き続きよろしくお願いします。

エスアンドシーのサポート

初回ヒアリング・ご提案
初回はグループ3社のバックオフィスについてお話を伺いました。「できるだけ業務をアウトソースして社員を本業に集中させたい」「経営陣が管理会計の数字をすぐに見られる体制を作りたい」というご要望を受け、既存の会計ソフトからfreee会計への移行に加え、記帳代行・振込代行をあわせてお任せいただく形をご提案。管理会計ツールでの分析を見据え、freeeの初期設定から設計し直す方針で進めることになりました。
freee会計の初期構築と経理代行のスタート
期首残高や取引先・品目タグの設定、従業員が迷わず申請できる経費科目の設計など、freee会計の初期構築を行いました。あわせて、記帳資料の提出一覧や経理代行カレンダー、振込依頼フォームを整備し、記帳代行・振込代行を順次スタート。振込業務ではクラウドサービスを活用した請求書受取から支払いまでの流れを構築しました。その後、グループ4社目のエクセル社にも同じ体制を展開しています。
定期ミーティングでの継続的な業務改善
定期的なミーティングで運用状況を確認しながら、改善を重ねています。freeeカード Unlimitedの導入やモバイルSuicaの連携による立替精算の削減、インボイス制度・電子帳簿保存法への対応、グループ間精算フローの整理などを順次実施。freeeの新機能がリリースされた際には活用方法をご案内し、大型連休や経営会議の日程に合わせた柔軟なスケジュール調整も行っています。

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